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「何かの理由」をつけてでも・・・・・。

エンジンOH後、距離にして170Kmほど走りましたが、その後、なんだか微妙な天候続きで思うように乗れていない悶々とした日々を送っている今日この頃です。(笑)
乗れないなら乗れないなりに「何んかの理由」をつけてでも常にジュリアに触れていたいのが本音。
そこで「何んかの理由」を探すと・・・・・・・・・あったあった。(笑)

当店の1300ジュニアに元々付いていたシートの助手席側がどうやらオリジナルもしくは数十年前に張り替えたものらしく、表皮の素材自体が運転席側と比べると明らかに硬化しておりステッチも所々抜けていたりと、何時パックリいってもおかしくないような状態。
なので特に助手席側は腫れ物に触るような扱い接してきたのですがいよいよパックリ・・・・・・・・これがその「何かの理由」となるわけです。(笑)

そんなことで久々のシート張替作業を開始!!
シート張替作業自体は以前に2000GTVやスーパーなどで経験済みですが、GT1300ジュニアに付いているシートは初の試み・・・・・・・・・・。
シートの形状が見た目の印象ではシンプルに見える(特に2000GTVと比べて)ことから、そんなに難易度は高くないだろうという思惑で旧い表皮を引っぺがしたところ・・・・・・・

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ムムッ、これはここ最近見たような・・・・・・・

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実はこれ、スプリントGTとほぼ同じ手法で製造されており、外見の見た目のシンプルさと相反して「お約束のピアノ線」が張り巡らされており、そのピアノ線を思った以上の本数の麻紐で引っ張り上げて立体感を出している・・・・・・・やっぱ凝ってるわこりゃ。

で、おNewのシート表皮の登場!!

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ひっくり返すと表側のシンプルさからは見当がつかないほどの凝った仕掛けが必要。
① ピアノ線の移植して~の・・・
② 今後の耐久性を考えてあえて麻紐ではなくかなり頑丈な紙でできたような紐を括り付け~の・・・・・・・
③ その紐をシートのスポンジに貫通させるために番線をぐりぐり捩じって付けて~の・・・
などといったお膳立て。

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こんなの。
次にシート表皮を引っ張って引っ張って引っ張りながら(製品の丈はかなり短め)本体に被せて、狭い隙間に手を突っ込み・・・・・・・・・

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スポンジに貫通の図。
狭いスペースの中での作業ですので、番線の先っちょが手や腕に刺さることもしばし・・・・

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我慢、我慢でシートのアンコ側についているピアノ線に程良い(実はこの引っ張り具合が重要だったり)テンションをかけて縛り上げ固定。

最後に下側の口を閉じて

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私的にはなかなかのボリューム感を再現出来て満足!!

座面も同じ手法で作業し・・・・

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この通り。

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充実~!!
・・・・・・・・・・・ってオーナー様のお車じゃないのが残念ですが。(笑)

現時点では当店をご利用いただいているそれぞれのオーナー様所有のジュリアの大半にはキレイなシートが付いていますし、仕上げて販売する在庫車もありませんし、当面このような作業はないかも・・・・・・・・・・・・・・・・と思いきや!!

前後シート張替必須!!(笑)

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それだけの作業ではとどまりませんが、販売用として本日入庫決定!!

こうご期待!!

・・・・・・・・・・・・・・今日はいつになく長々とすいませんでした。(笑)
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