先日入庫しましたイタリアからお取り寄せしましたアルフェッタGTですが、昨日より全塗装の準備に入りました。
このフェッタのように約40年前のアルファロメオにもなりますと、全塗装作業で一番手間がかかるのが板金なのですが、この工程をエイヤァ!でやってしまうと、後々、オーナー様に苦労をかけてしまう確率がうんと高くなりますので、そこはもちろんキッチリと。
まずはフェッタお約束のところ・・・・
左右共に同じような具合。
右側フェンダー下をカットすると・・・・・・・・・
アウターシルが露出。
構造的にフェンダーが被さってるので、こうでもしないとインナーフェンダー側から見ても見えないところなのですがかる~く磨くと・・・・・・・・・・なかなかしっかりしていていいんじゃないですか~。(笑)
この部分はジュリア系のようにカットパネルは製品としては出回っていませんので、オリジナルの形に合わせてスチール板を叩いて作り、溶接で張り付け後・・・・
現在のようなざらざらの塗装ではなく、ボディーと同じようにツルンツルンに仕上げ、もちろんフェンダーとアウターシルの隙間も再現しますよ~。(笑)
その他にもこんな感じのお約束箇所がありますが、その中でも・・・・・・・
一番性質の悪い所、フロントガラス下の部分。
パネルが錆びて塗装面を押しているところが数か所。(汗)
この部分はガラスを外さないと作業できませんので、早速、ガラス屋さんに脱着作業を依頼したのですが、ガラス屋さん曰く・・・・・・・
「ダッシュボード、下さないと道具が入んないよ~」ですって。(汗)
そんな~・・・・・・
と言っても、ここもフェッタの泣き所ですから、この先、手を煩わせないように今回の全塗装前に一緒に仕上げたい!
・・・・・・・・・・・という事で、フロントガラス脱着のためにダッシュボードまで下すことになりました~!!
ほんとこんな作業、当初の計画にはありませんでしたが、「乗りかかった船」、やっちいましょ~!!(笑)
・・・・・・とこんなことがあったりと、旧車の仕上げは完成までのプロセスで山あり谷ありなのですが、完成した際の満足度は格別なのです!!
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