以前から製作を依頼していたスパイダーベローチェ(Sr.4)用オリジナルスプリングがようやく出来上がってきました。

ベローチェを所有している当店のお客様より、オリジナルスプリングのオーダーをいただいており、丁度、車検点検作業でのご入庫中でしたので、早速取り付けをさせていただきました。
取り付けを終えて、リフトから降ろしたときが一番緊張しました・・・・・・。
なぜかと言うと・・・・・・・スプリング開発でデータを取った車両は、私が所有しているベローチェで、アルミホールをノーマルより社外(クロモドーラ)の14インチに、タイヤの扁平率を60から70へ変更してありまので、15インチのノーマルホイール＋60タイヤより外周が若干小さくなっています。なので、ノーマルホイール装着車両に当店のオリジナルスプリングを装着するのは初めてでしたが・・・・・・・それに15年前の車両なので、足回りのブッシュやショックのへたりなどで、ある程度の車高の差があるという前提で製作したのですが、実際に他の車両に装着してみないと、フェンダーとタイヤのクリアランスが、私が考えているイメージの許容範囲かどうか分かりませんので・・・・・・・。

でも、安心しました・・・・・・・。
結果として、私の思惑どおりフロントのクリアランスを確保した状態でアップ、リヤがダウンすることにより、装着前の「フロント下がり状態」から脱却、デュエットやコーダトロンカのSr.2などがそう見えるように、パッと見「リヤ下がり」な「旧車」らしさをアピール。
真横から見た場合、これで地面とサイドシルがほぼ平行になりました。
60タイヤ装着車両での試走の印象は、70タイヤ装着の私のベローチェとは違い、サイドウォール部がしっかりしている分、上下のピッチングがかなり小さく、フラット感が強調されたような・・・・・。
ステアリングレスポンスは、フロントのバネレートをアップしてあるのでクイックの一言。ハンドルを切った状態で、アクセルを踏み足すと、フロントがノーマル時より明らかに、踏ん張ってくれながら、リヤがしっかりとしたロールを伴い、自然にインに回り込んでいく・・・・・・・ショートホイールベースの利点をより引き出させた・・・・・・・・・こんなスプリングを作りました。

製品の詳細は、このブログで、またご紹介させていただきますので・・・・・。

今後、幾つかのパーツメーカーさんなどにもリンクを張っていただき、発売する予定です。