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今週もフィニッシュには至っておりませんが・・・・。

前回のご報告から引き続き、特に旧年代モデルの各作業に対してフィニッシュには至っておりませんが、そんなお仕事の中の一つ、レストア中の2000GTVの経過ご報告。

先週、ボディーを塗装ブースに移動、そして昨夕・・・・・・・

本塗装完了・・・・・・・・・・・・・・入庫時の紺色からシブ~い大人のカラーリングに色替え。
ボディーに対して残る作業は磨きとフロアなどのブラックアウト塗装、次回のご報告時には完成した姿をお披露目の予定。

並行して私の方も室内でゴソゴソ・・・・・・・

ルーフライニング張替えの下準備。
前回のジュリアスプリントのライニングキットとは違い、Cピラー部分はそれらしき形状に裁断されていますので今度は楽勝?(笑)

元のルーフライニングに接着で付いているフレームをリペイントで仕上げて再利用。

取り付け位置をキッチリ合わせ、おNewの生地をおおかかにカット。
・・・・・・・・・・この位置が後にライニング自体の張りを決めるので、念入りに位置決め。

ライニングの裏側にフレームを接着で巻き付け・・・・・・・・・・・この4か所あるR部分の張りつけ方が後の作業時の難易度が変わってくるんですよ~。(笑)

KITに付属する別生地を張りの具合を見ながら更に接着で固定、完成・・・・・・・・・・・・準備完了、何時でもど~んと来い。(笑)

さぁ~この勢いで私が担当する次のお仕事・・・・・・・

この個体に付いていた新車時からの物と思われるシートはベージュでしたが、その状態があまり芳しくなかったため、部品取りから外したこちらをベースに張替え。

ボディーのカラーリング変更に伴い、内装もシブ~くシンプルな鉄板カラーともいうべくブラック内装でいきます、ハイ。(笑)

早速ベースの表皮を引っぺがし・・・・・

予想通り、状態良好。
引っ剥がした表皮を裏返すと・・・・・

「内」と言う漢字?
てっきり新車時からの表皮かと思いきや日本製のリプロダクト品?特注品?を使用し、過去に・・・・・・・・・・・・・どおりで50年以上の歳月を耐え抜いてきた生地の割にはステッチ抜けもなく、素材自体がやたらとソフトだなぁ~と思いましたが、そういうことでしたか。(笑)

この手の作業時には毎回登場の定番光景(笑)、ピアノ線に紙紐を取り付けた生地。(笑)
毎度のことながら作業中は精神的にいっぱいいっぱいなこともあり、途中工程を撮影する余裕はありませんでしたが、数度のやり直しを経て作業すること数日間・・・・・・・・

リヤシートの座面及び背面の張替え終了、天日干し中の画・・・・・・・・・・・イイ感じの形と張り具合かと。
これまた毎度のことですがどんなに状態が良さげなベースでも、新車時からの形状とは限らないわで・・・・・・・・・・・・途中、その状態の良さに騙されそうになりましたが。(笑)

次にフロントシートの張替え。

フロントは元々付いていたものをベースに作業。

表皮も引っぺがしたところで、さぁ~張替え張替え・・・・・・・・・と、行きたいところですが、ルーフライニングと同じように張替え前の下準備。

座面の表面で見える箇所のリペイント仕上げ。
・・・・・・・・・・・・・・と、言うようにこのタイミングだからこそプラスαの手間でできることが多々あり、なかなかちゃっちゃとはいかないわけですねぇ~コレが。(笑)

つづく。