またまた内装の仕上げ作業のこと。
ほぼ毎日、何らかの作業を実施・・・・・・・
まずはお約束、ドアインナートリムの新規製作。
やはり場数がモノを言うわけでフロント、サクッと完成。
その勢いで、リヤもサクッと・・・・・・
とはいきませんでした。(汗)
と言うのも、一度は張替自体は完成したものの、最後の作業として灰皿を取り付けるブラケットにリベットの打ち込みがあるのですが、チョイスしたリベットの頭が長かったらしく表面にほんの少しだけ盛り上がりが出来てしまい、ど~も気に入らなかったので再度また表皮を引っぺがし一から張り直し・・・・・・・
今度は違う種類のリベットで打ち直し、今度は表面も真っ平らに、左右のアームレストの表皮張替も完成。
リヤボードも・・・・・
板面はオリジナルをコピー、それをベースにお揃いの表皮にて張替も終了。
・・・・・・・と、今回の個体は1750GTVでも前期型ですので、ここまでは段付きと同じデザイン、何時もの見慣れたビジュアルなのですが、いよいよここからが何時もと違うわけで・・・・・・
一見、GTA1300Jのそれを思わせるデザインの1750GTV前期型最大の特徴を持ったシートの張り替え!!
段付きと同じシートベースを使用していると思われるリヤから攻めていきましょう。
まずは背面。
作業自体も段付きと全く同じ。
部分的にアンコを足したりと調整しつつ、表面にが入らないシワが入らないことを何度も何度も確認しながら両サイドをカシメで固定、表皮をピアノ線で引っ張っている紐も結んで・・・・
完成。
生地に余裕ができがちなセンターの張りも申し分なし!!(笑)
次に座面。
背面と同じ方法、ピアノ線に縛り付けた紐を裏側に貫通、表皮の引っ張り具合でその形に合わせてフレームにカシメて固定して・・・・・・・
完成。
この張りとボリューム感、たまりません~。(笑)
次~、フロントいってみましょう!!
座面から。
リヤもそうでしたがフロントも一度たりとも張り替えられていないのでアンコの状態バリモン!!
この座面の張り替え、シート張替の中で一番力が必要とされる個所・・・・・・・1300Jや2000GTV用の表皮と同様、作り自体がかなり小さめになっている(アンコのへたりも考えて作られていると思われ)ことから、完成時にシワのない張りを表現するためには特に前後に対して結構な力で引っ張りながらの作業となるわけで。
一見繊細な作業と思われがちなシートの張替作業、実はそれなりの体力も必要だったりと・・・・・・。
大汗をかきながら格闘すること数時間、左右完成!!
リヤと同じようなボリューム感、イイんじゃないでしょうか。(笑)
さぁさぁ、作業も乗ってきましたのでフロント背面、この勢いで・・・・・・・
と、気力は十分あるのですが、座面張替の際にちょっと頑張りすぎたのか?手の握力がもう限界かも。(汗)
このシート張替で一番の見せ場?張り出したサイドサポート部が非常にカッコイイ背面・・・
お楽しみはとりあえずまた次回と言うことで。(笑)
つづく。
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