先月からスタートしておりますオーナー様不在(笑)のGT1300ジュニアのボディーワーク・・・・。
本日までの間、他の板金塗装のお仕事をちょこちょこと合間に挟みながらもかなりの進捗がございましたのでご報告。
まずは・・・・・・・
初っ端からハード。(笑)
何のためらいもなく、いきなり左フロントフェンダーカット!!
ご覧の通り、叩かれまくり~。
この個所、この個体を最初に見た時点でオリジナルのラインからかけ離れた形状をしておりましたので、全くもって想定内(笑)、後に何時も活躍してくれている部品取り車から状態の良いオリジナルパネルを使用して張り付け予定。
次は過去の施工例からしても一番ダメージがあったお約束箇所、左側サイドシル。
インナーフェンダー側から覗いた際にアウターシルの始まりのその形状もなんとか保持されていることは確認済みなのですが、念のためにここもカット!!
サイドシルの中を覗くと、表面錆はあれどなんとミドルパネルが生きていました~、エライ!!(笑)
そして元のオリジナル形状に復元。
そしてやはりココもお約束の箇所・・・・
左フロントフロアパネル。
フロア自体は幾度となく切り継ぎ板金を繰り返されてきたビジュアル、まぁ~ここもお約束・・・・
と、インナーシルとフロアが接合する箇所になんかコーキング?パテ?鉄板?もようなモノで塞いでありなんかスムージングしてある・・・・・・・これって、インナーシルの腐食穴を見えなくするためか?
当初から前後左右のフロアパネルはおnewと交換する予定でしたので、とりあえず左前後のパネルを取り外したところ・・・・・・・・
表面はボコボコしていますがインナーシル自体も大きなダメージを受けることなく生きていました~!!
ではあの「インナーシルとフロアが接合する箇所のスムージング」の意味は?
今までついていたフロントパネルはなんと3枚の鉄板が!!
要するに一番上の鉄板で薄くなっていたオリジナルのフロアが落ちないようにするための補強だったらしい・・・・・・・・もう~、ジュリア系の補修方法って何でも有りだったのぉ~?(汗)
要するに一番上の鉄板で薄くなっていたオリジナルのフロアが落ちないようにするための補強だったらしい・・・・・・・・もう~、ジュリア系の補修方法って何でも有りだったのぉ~?(汗)
これで左側サイドシルが生きていたということも確認できて一安心・・・・・・・・・ダメージがある確率が非常に高い左側でさえこの良好な状態でしたら、右側はまず問題なしでしょう!!
おnewリヤフロアパネルの在庫がありましたので張り付け済み、フロントパネルは現在取り寄せ中。
今回は特に長いご報告となりますが、もうしばしお付き合いを・・・・・・・次はリヤ周り。
ここも左フロントフェンダー同様、何の迷いもなくカット~!!
と、言いますのも・・・・・・・
剥離直後の画像ですが、左側はほぼダメージ無しのオリジナル形状なのですが・・・・
あっじゃ~・・・・・・・・・ここも当初の予測通り。
右側は過去にぶつけて形が変わってしまったところを叩いて左側の形に合わせようとしていたらしいのですが、全く違う形でした。(汗)この個所も後に部品取り車からオリジナルのパネルを取り付け予定・・・・・・・・・と、現時点ではここまで。
で、今更ながらかもしれませんが、なぜここまでの作業が必要なのか?
ハイ、話は簡単、「いかにパテを使わずにオリジナルの形状に戻すことができるか」と言う事。
新車時からのオリジナルパネルを叩いて形を合わせるにも限界(個体によっては過去に幾度となく叩かれて鉄板が薄くなっている)もあり、パネル自体の形状がオリジナルの形状からかけ離れればかけ離れるほど、パテの量が増えていく・・・・・・・・ならばのパネル交換、やるときはとことんやりますよ~!!(笑)
つづく。
㈱スポルティーバ
〒3001260茨城県つくば市西大井1702-4
TEL/029-875-9337
E-mail:chiffon@sportiva-italy.com