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60年代から70年代へ・・・・・。

先日、待ちに待ったスプリントGTV用のフロントシート表皮が入荷してきました!!

 
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オーナー様へのご納期順だとジュニアザガートが先に来てほしかったのでが、来ない物は仕方がありませんので、取りあえず出来ることからスタート!

 

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ピアノ線を紐で引っ張り上げている手法は何時ものパターンなのですが、この紐をアンコに貫通させて裏側で固定するのですが、このGTVのシート、てっきり当店定番?GTJと同じ手法で形作られているものとばかり思っており、余裕をぶちかましていた()のですが、引っ張り上げた紐を固定するために縛る作業スペースが無い!!

当時の職人さんはどうやってやってたの?()

・・・・・・・・・・・・・・・・そこはやはり工業製品、過去にスプリントGTの張替作業の経験から今回のGTVGTJの間(GTGTVGTJ)となることから、年代順に作業効率が上がるように進化(シンプルに)していたわけですね。

結果・・・・・・

 

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GTJの手法を活用。

諸々の微調整の後、ようやく蓋を閉じられるのですがここでまたまた・・・・・・・・

 

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なんと生地自体を引っ張り上げながら手縫いで蓋を閉じる!!

GTJの場合、この部分はフレームから爪が出ていてそこに引っ掛けられるようになっているのですが、やはりスプリントGTの次に生産されたモデルである証・・・・。

 

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黙々とお裁縫作業の末、背もたれが完成!!

イイ感じの張り具合。()

・・・・・・・・・・・・・・・と、ここで実は終わらない!!

一つの作業が終了し、ホッと一息ついていた矢先、新たな荷物が入荷・・・・・・・・

 

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やっとこさジュニアザガートの表皮が!!

ここでGTVは一旦作業打ち切り。

今度は先程まで作業していた60年代のGTVとは違いGTJの後の70年初頭のモデル。

ご存知のように凝った形状のシートなのですが、紐で引っ張り上げて形を作るような手法は一切使われておらず、表皮を被せるだけでその形が出来るように・・・・・なっていませんでした・・・・・・。()

このシート表皮、要するに新車時のアンコの形状通りに作られているようで、さすがにアンコのへたりや変形までも網羅できるようになっているはずもないわけで・・・。

実際の作業はと言うと超大変・・・・・・・・数ある難問をクリアするためにムキになって作業をしていたため、この工程をデジカメに収めることすら忘れていました。()

 

作業する事丸2日・・・・・・・

 

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両脚完成!!

 

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・・・・・・・・・・・・・・・結果としてスプリントGTに次ぐ、難易度の高い作業、我ながらよくやったとたまには褒めたり。()

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実はこのジュニアザガートのシート張替が一番身構えていたので、やり終えた今となってはかなり気分晴れ晴れ。()

 

「怒涛のシート3台分張替」、これで1.25分?が完成!!
まだ残り1.75?分。(笑)

 

 

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