このフィアット プントＨＧＴアバルトは、私から新車でご購入していただいてから7年間さほど大きなトラブルもなかったのですが・・・・・・・。

それは、オーナー様がお盆の帰省で高速道路を走行中、ご実家まであと半分(100Km)という所で、エンジンの吹けが悪くなり、そうこうしているうちにアクセルを踏めども前に進めない状態になってしまいました。結局その日はご実家に帰るのを断念して、レッカーで、また100Ｋｍをさかのぼり当店に緊急入庫していただきました。

症状を確認したところエアフロメーターがダメになっていることは検討がついたので、部品入荷後、交換。「さて、これでOK!!」とセルを回しエンジンをかけようと・・・・・・・？
エンジンのかかりが悪い!!
しかも、エンジンがかかってからアクセルを踏み込むと2000回転付近でひっかかりもあるし・・・・・。

この状態でのご納車はできません!!

さらに、疑うべき箇所を診断した結果、エアフロの交換だけでは済まず、タイベルのコマずれ、フュエールポンプのガスケットの劣化による燃圧低下。この3箇所の不具合が併発していました。まさに「踏んだり蹴ったり」でした。

いくら最近のイタ車とはいえ、そこはイタ車・・・・・・来る時は来ます。
今年の異常な暑さも手伝ったのかもしれませんね・・・・。

でも、こんな重いパンチを食らっても、このプントのオーナー様、「今回の修理のついでに、ショックとスプリングも交換しておいて～。」さすがです!!

今回の修理で、オーナー様にとってけっこうな出費と思われますが、その分、元を取っていただけるよう長く乗っていただくしかないですよね!!