アルファ75のブロワファンを作動させた際、ダッシュボードの奥の方から「カラカラ～」という音が聞こえるようになると・・・・・・・いずれは足元周辺から焦げくさい臭いがプーンと室内に漂い、その直後にファンが全く回らなくなります。
外気取り入れ口からホコリや落ち葉などがブロワファンケース内に入り込み、ファンが回る度にそれらの異物がファンに触れて異音を出すケースもありますが、「焦げくさい」臭いがしてきた場合は、ブロワファン(モーター)自体の動きが重くなってきているため、レジスターに負担がかかって焼け切れてしまいます・・・・・・。
そうなってしまうと・・・・・この画像のようにダッシュボードを下ろしてヒーターユニットを露出させて、ボディーとダッシュボードの狭い隙間の中で手を傷だらけにしながら(まだまだ未熟なものですから)ユニットを分解して、ようやくブロワファンを引っ張り出すことが出来ます。

交換後は、もちろん静かにファンが回るようになりました・・・・・・・とここまで辿り着くのに、アクシデントがありました・・・・・・。
それは、やっとのことで交換用のブロワファンを組み付け、ヒーターユニットを元の状態に復元して、ダッシュボードをボディーに固定してと・・・・・「後もう少しで完成だ!!」と自分の心の中で呟いたと同時に「まさかブロワファン、動くよなぁ」という思いに駆られ、ブロアの作動確認をするためにスイッチON!!・・・・・・なんとファンが回らない・・・・魔物が棲んでいるのか!!
部品単体でチェックした際はちゃんと動いていたのに・・・・・。
その後、配線などを念入りにチェックした結果・・・・・・ブロワファン自体に問題が(原因はたいしたことありませんでした)・・・・・・・・・。
エ～ッ、またユニット、バラしてブロワファン引っ張り出して・・・・と計2回も狭い隙間に手をつっこんで作業しました・・・・・また手に傷が増えた・・・・。

・・・・ということで、念には念を入れるということが、どれほど大切なことかを痛感させられたいい経験をさせていただきました。