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良くなることを知っているわけで・・・・。

先月よりボディーレストアに着手しております正規物左ハンドルの2000GTV・・・・・

左側サイドシルのミドル及びインナーのその非常に良い状態から推測していた右側の状態も・・・・・・・

前後左右のフロアパネルも剥離、その状態を確認・・・・・・・・

段付き年代のモデルではありえない(笑)ような過去にほとんど補修をされないまま今なお原形をとどめている非常に良い状態・・・・・・ウン、ウン、いいねぇ~。(笑)

次はサイドシルやフロア同様、過去に追突などでダメージを受けて補修されている可能性が高いリヤ回り・・・・・

過去に板金をされた形跡はあれど、珍しく?キッチリ直されていたので、あえてやり直す意味もなく、ここもOKでしょう・・・・・・・ヨシ、ヨシ。(笑)
「他の箇所もこの状態でありますように・・・」と願いを込めて、フロントセクションの剥離へ、まずはエンジンルーム内・・・・・・・・

剥離完了。
怪しい板金跡も無くOK・・・・・・・・・か?
試しに左側ノーズ先端を剥離すると・・・・・・

あじゃ~、過去に左フロントをぶつけたらしく、定番(笑)のパテ造形が発覚・・・・

特にクーペボディーを持つジュリア系は当時最先端を行くスポーツカーの代名詞、その宿命?

真横から見るとよくわかりますが、アッパーサポートが曲がっちゃてます。(汗)

う~ん、さて、どうしたものか・・・・。

ノーズ先端の荒い板金箇所は切り継ぎ板金で十分対応は可能なのですが、アッパーサポートの曲がりをキッチリ修正するにはアウターパネルが付いた状態ではできないわけで・・・・・

と、言うことでフロントフェイス、バッサリ切断後、おNewのフロントパネルAssyで交換決定!!

この個体、サイドシルやフロアなどジュリア系でよく言われる「泣き所」の状態が良かったとは言え、その他の箇所を剥離してみると出るわ出るわ・・・・。(笑)・・・・・・・・・・今回のように剥離作業の途中でその期待を裏切られることは多々経験してきましたので、お陰様で今や面の皮も厚くなり特段と驚きもありません。(笑)
なぜなら約50年もの間、誰一人かけてあげられなかったであろう「時間と手間と費用」で、現状より格段と良くなることを知っているわけで・・・・。

つづく。