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引き継がれていたこと・・・・・。

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7年前に新車でご購入いただいてから3回めの車検整備でお預かりさせていただいたアルファ156TSですが、7年間のご使用で10000Kmという超低走行車のご入庫です。
しかも、吸排気系、足回り、ボディー補強等のモディファイパーツがいっさい付いていない「完全オリジナルモデル」とでもいうべき車両。

私も以前、新車で156TS、V6と乗り継ぎ、例にもれずボディーや足回りのモディファイをして乗ってましたので、「素」の状態の印象がかなり薄くなってしまってたんですね・・・・。
今回、そんなフルノーマルで限りなく新車に近い状態の156を運転させていただいて、あらためて感じました・・・・・。

乗り味が、75やスパイダーSr4などの90年代前後に生産されていたアルファロメオに通じるものがあることを。

スピードを上げるば上げるほどクイックなステアリングやコーナーを曲がる際、ソフトなロール感を伴いながら、頭で曲がっていくのではなく、クルマ全体が旋回していくような感覚など・・・。

155よりFF化された際、当初の開発陣は、それまでのアルファロメオと違い、回転半径を大きくなるのを承知の上でロックトゥロック2回転に設定したことやGTVスパイダーでトランクルームのスペースを犠牲にしてまで採用したマルチリンク、156からは、フロントダブルウィッシュボーンの復活など「FR時代のアルファロメオ」に相通じるものを私たち感じ取ってもらいたかったのかもしれませんね・・・・・・・。

イタリア車はやはり、奥が深い・・・・・・。