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やはりハマりました・・・・。

今も作業が続くジュリアT.I。

今週より取り掛かっておりました私の管轄となる作業、シートの張替。

このシート、オーナー様に販売させていただいた際に張替済みなのですが、当時はこのモデルのリプロダクト品の存在が無かったため自社での張替を断念、国内の内装屋さんに表皮を製作及び張替作業も含めて依頼の上で制作してもらったシートなんですねぇ~。
あれから十数年・・・・・・・・

利用頻度の少なさから助手席及び後部席はまだまだ使えるのでしょうが、運転席の座面、背面ともにへたりによる型崩れが激しいため内装屋さんでの作業も相当苦労をされたのではないかと思われ・・・・・・・・・・・
で、今回のボディレストアを機にこの際、へたりがさほどない助手席、後部席も含めてこの先の耐久性も考慮したうえでのリニューアル・・・・・・・・・・・

EUから届いた製品がコレ、当時のアルファロメオ社使用した生地(オリジナルのドアインナートリムと色目、シボともに同じことを確認済み)を要いて作成したこの年代のT.I専用のリプロダクト品がいつの間にやら再生産がはじまっていたらしいです、ハイ。
しかも・・・・・・・・・・・・・

なんと、この表皮の形状に沿って作られたT.I専用の座面シートフォームまでゲット・・・・・・・・・・やはり日本とは文化自体が違うんですねぇ~、恐るべしEU。(笑)

ということでまずは後部席より・・・・・・・

国産生地とオリジナルの生地との対比・・・・・・・・・・・・・・・色、素材の厚み及びシボ目、全くの別物。

表皮を引っぺがすとこんなにキレイ、やはりへたりは無しと。

後部席はサクッっと完成。(笑)

前々回のジュリアスプリントの作業時の経験あることからほぼ同年代のこのT.I、当初からかなり身構えておりましたフロント背面の張替・・・・・・・・・・・・通常ではその工程を画像に収めながら作業を進めていくのですが、やっぱり想定外のことがあり、もういっぱいっぱいでそれらの画像を撮影する余裕がありませんでした。(汗)

その想定外だった諸悪の根源箇所、新車時はこのように生地をジャストサイズに裁断した上で、上下にある爪で固定したらしい・・・・・・・・・・・・他のジュリア系とは全く違う手法、この結論に行きつくまで約2時間を要しましたです、ハイ。
内装屋さんで再作した表皮は全く違う手法で蓋が閉じられる形状になっていたので、作業当初は私同様さぞや頭を抱えたことでしょうねぇ~。(笑)

出来た~、ふぅ~。

シート裏側の表皮の閉じ方はモデルの年代からしてハンドステッチ。
・・・・・・・・・・・生地が分厚いので指が超痛かった~。(笑)

座面はフォームも新品にて使用の上での張替でしたのでほぼほぼ力業(笑)のみで対応・・・・・

今までの運転席側座面のあんこはふにゃふにゃ、ぺったんこで原型が全く分からない状態でした。(笑)

今度はちょっとやそっとではへたりません、パンパン。(笑)

フレームやサイドの樹脂製カバーなどもリペイントで仕上げてスッキリ。

後部席のベースの状態が良かったためパンパンに張ってます・・・・・・・・・・・これにてシート張替終了!!
ひゃ~、終わった~。(笑)

つづく。