久々にアルファ156の中古車を販売させていただきました。
この156は、私がディーラー勤務時代に新車で販売させていただいた車両で、現在まで所有してこられたオーナー様の気遣いが、随所に感じられる赤々としたアルファレッドのＶ6です。

156は、私自身も過去にTS、V6と乗り継ぎましたので、私自身も身をもって「156の魅力」に取り付かれた時期もありました・・・・・・・。
セダンでは、まず採用されないであろう2.1回転というロックトゥーロックの設定によるクイックなハンドリングや例の「ロロロ・・・・・」というセイユニットが奏でるエンジン音などの「目に見えない」フィーリングが、ドライバーに対し明確に伝わるように味付けされていた時期のアルファロメオ・・・・。
しかもボディーサイズがコンパクトにもかかわらず、広いトランクルームを兼ね備えた実用性も十分に加味されたモデルでした。
その分156以外の車種で同様の魅力を持った存在がむずかしいかも・・・・・・・。
現に、当店をご利用いただいている156オーナー様の口から「次のクルマないんだよね～・・・・」などと言うお声をよく耳にします。

「実用性」と「趣味性」の両立を求められるクルマって、確実になくなってきている中で「アルファ156」、ギリギリの年代での選択かもしれません・・・・・・。

Ｓ様、先程までご納車の準備で、各所に目をやりましたが、本当に程度上々の156ですので・・・・・。