サフェ入れまであと一歩と言うところまで来ているのですが・・・・・・

なかなかイケそうでイケないGT1300ジュニア。(笑)
ボディーレストア前に外された前後ガラスの構成部品の一つ、アルミ製モールの仕上げ編です。


拡大するとこの通り、艶もなく白っちゃけています・・・・・・・・・40年以上も前のものですから。(笑)
このモール、実はラミネート加工が施されている大変コストのかかったシロモノ。
この白っちゃけているのは、本体のアルミではなく、ラミネート表面のシミ、コンパウンドなどで磨いてもシミ自体を完全に除去することは難しい・・・・・・。(汗)
そこで、裏ワザ?、ラミネートを剥がしてアルミ地むき出しに!!
この作業は機械の出番です・・・・。

向かって右側がラミネートを剥がしたところ。
その剥がしたところが黒ずんでいますが、コレ、高速で回転する機械ですので、その摩擦熱による焼け・・・・・・・・「こんな黒くなっちゃって大丈夫」って思われそう。(笑)
その焼けを取りながら傷も拾いつつ格闘すること小一時間・・・・

向かって左側が焼け除去済み、ちゃんとキレイなアルミ地がこんにちは。(笑)
この焼け取りの際の作業いかんで仕上がりが決まりますので、重い機械を片手に持ちながら一番時間のかかる工程、コレ、けっこうキツイんですよ~。
そして数種類の研磨剤を使い・・・・

完成したものとの対比。

前後モール、計四本(前後共に2分割)、作業時間約4時間!!

お陰様で腕がパンパン。(笑)
今回のこの作業、オーナー様から依頼されたわけではなく、どちらかと言いますとほとんど「自己満足」のためにやっちゃいました。(笑)
でもこの「自己満足」、もちろんオーナー様のご意向に背いてまで追求はしませんが、お任せいただいている個所はその「自己満足」といった気持ちが無いと「旧い自動車だからこんなもんでしょう」で終わってしまいます・・・・・・・・・一つ一つの部品を「自己満足」で仕上げたものを組み上げて最終的に一つの「塊」になるわけですから、けっこう重要かと。
「自己満足」と言う言葉を記させていただいたついでに、たまにはお仕事の事ではなく、私個人的な「自己満足」ネタをちょっと・・・・・

ここ数年前よりハマっているヴィンテージライクなアイテム。
たまたま今日身に着けていたアイテムの組み合わせが個人的にはあまりにも絵になったものですからパシャと。
・・・・・・・・・・・・・・・私的にはこの「自己満足」もけっこう重要、自身を追い込むことでお仕事のいい励みになっています。(笑)
もちろん、ハマったきっかけはジュリアの影響大かと。
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