現在レストア中の1750GTVですが、今回のオーナー様にも大変ありがたいことに数々のエクステリアパーツ(主に光モノ)を奢っていただくわけですが、もちろん構成パーツの全てではありませんので、元々付いていた光モノをそれらのNewパーツを織り交ぜて組み込んだ際のビジュアルに違和感がないよう何時ものように丹念な磨き作業を開始・・・・

何でもかんでもピッカピカに仕上げることが当たり前とは思っているわけではありませんし、程よい輝きのほうが旧車らしいちゃらしいのですが、これがまたその「程よい輝き」を醸し出すにはあまりにも程遠い状態・・・・。

ほとんどのパーツが塗料やサフェが付着、又は塗られていたり・・・・・・

無数の線キズが折り重なっていたり・・・・・・



このような素材がステンレスの場合、ハイスピードで回転するグラインダーなどで磨き上げ・・・・・・

更にバフ目を消すために手磨きと。

はたまたはこんな感じでメッキがボツボツしたところに錆だのなんだのが付着している場合がほとんど・・・・・・

それを除去するにはさすがにコンパウンドのみを使用して手磨きだけでは落とし切れず、私がいつも使っているくっさいケミカル(笑)でやさしくそれらの付着物を落としてから初めてコンパウンドで手磨きと。

・・・・・・・・と言うようにこれらの仕上げはビジュアルのバランスともう一つの私の考え方はオーナー様にお引き渡し後に触る(磨きなど)必要が無いようにリセットの意味も含めており、もし仮にこのピッカピカなビジュアルがお気に召さないのであれば数年間触らなければ正に「程よい輝き」になってくれるはず。

まぁ~一旦リセットしておけば、この先何も手入れをしないでエイジングを楽しむのもよし、現状のビジュアルを維持するためにたま~に磨くのもよし、オーナー様のお好みでいか様にもできる余裕も生まれるわけで。(笑)
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