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オーナー様のご決断によりバッサリ・・・・・。

現在着手中のGT1600ジュニア。

何はともあれボディーの状態を把握するためにもまず外見上で一番怪しかったリヤ周りから剥離。

 

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4?5!!塗装されていたようで・・・・・・・・いったいなぜに?

 

リヤ周りをざっと剥離した時点でオーナー様にお越しいただき状態を確認していただいたところ、オーナー様いわく「ボディーの状態、案外良かったりと淡い期待をしていたのですが・・・・」とのことでしたが・・・・・・・

  
左側はほぼオリジナル。

 

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右側は・・・・・・・・

 

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左側と形状が違う・・・・・
この時点で結論かから言いますと、けっこうな勢いで右リヤをオカマ掘られちゃってました。()

叩いて叩いて何とか左側の形状に近づけたようですが、この状態では左側と形を合わせるためには、パテてんこ盛りで造形→幾度となくパテが割れる→その都度リペイントと、だからの塗り重ね・・・・・・・・・・・ちゃんとその理由があるんですよコレが、ボディーは正直。()

そして一番の懸念、ぶつかった際にそれだけの衝撃があったわけですから、そのシワ寄せはもちろんどこかにあるわけで、それは何処に?

 
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左リヤフェンダーは問題なし、しかも状態もなかなかイイです・・・・・。

!!

 

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あちゃ~、右フェンダーはここが相当膨らんでしまったようで、これまた叩いて叩きまくって平らにした後が。

右フェンダーが膨らむということはリヤフェンダーパネル自体の前後寸法も変わっているでしょうから、ココだけでは済むはずは・・・・・・

 

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タイヤウェルが・・・。()

本来この個所はタイヤウェルがインナーフェンダーに隣接するところだけが緩やかな曲線から直線を描く形状なはずなのですが、カックンと鋭く折れ曲がっちゃってます。()

もちろんトランクフロアも寸足らずでシワ寄せがここにも。()

他にもCピラー下やリヤガラスとトランクフードの間のパネルにも歪あり。()

・・・・・・・・・・・・・と、こうなってしまった経緯とダメージ箇所のご説明をさせていただいたところ、オーナー様、「もう、とことん行っちゃって下さい!!」とその場でご決断。

 

では、早速・・・・・・

 

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まずはここからカット。
そして・・・・・・

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バッサリ切り刻まれこんな姿に。()
これだけの範囲をリプロ品のパネルを使うのは金額的にも結構な費用になるはずですので・・・・・

 

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当店敷地裏の部品取り車ストックヤードにて何やらゴソゴソ・・・・。

 

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ほぼダメージがないオリジナルの右リヤフェンダー、Cピラー下パネル、リヤガラスとトランクフードの間のパネル一体・・・・・

 

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同じくこれまたダメージがないオリジナルのトランクフロアを一体で部品取り車より切断、毎度ながらあって良かった部品取り車。()

 

これだけ広範囲の箇所を一体物でしかもオリジナルのダメージがないパネルをごっそり移植するわけですから、完成した際のその形状は今までとは比較にならないほどビシッとすること間違いないのですが、もちろんポン付けとはいかないところが当店の腕の見せ所!!

 

つづく。

 

 

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