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この年代モデルは全塗装と一口で言っても・・・・・・。

今月初旬に次のオーナー様が決まった大変希少なジュリアT.I。

当初から予定をしておりました作業に着手しております。

当店でお約束させていただいた全塗。
今回の作業はある意味「パンドラの箱」とでも言えるペイント総剥離を行ないません。

とは言え、バラせるところは極力バラし・・・・・・・・・・・・・・・

と、やはりこの年代のアルファロメオはそんなに甘くありません・・・・・・・・・・・・・・・エクステリアをバラしただけでも結局「パンドラの箱」を開けたことになってしまうわけで。(汗)
例えば本来は無いはずの穴見つかったり、更にあらためて掘り下げて見てみると表面上で明らかに腐食が進んでいる箇所数か所・・・・・・・

結局、レストア時同様の光景、火花が・・・・・・・・・・。(笑)

それらのダメージをパテで埋めてスムージングしただけでも完成時にはほぼ見分けがつかないビジュアルにはなるのでしょうが、当店的には目に入ってしまったからにはど~しても見過ごせない質なんです、ハイ。(笑)

溶接補修した箇所も含め、各パネルのうねりなどの修正の意味でのスムージング・・・・・

この作業の際、例えばどこかのパネルに激しい凹凸箇所(過去の受けた荒い板金跡など)があった場合、その箇所をそのままスムージングすると元々ダメージが無かったネルまでも大量のパテで覆うことになるわけですが、こちらのT.I、元々原形がほぼ保たれたまま今に至る個体と見受けられ、今回は大掛かりな板金作業を実施することも無く、必要最低限のパテでキレイな面が出来そうです。(笑)

完成時にポッテリとした印象にならないよう極力無駄を排除した下地作りを目指して現在も作業進行中!!(笑)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・特にこの年代モデルの全塗装って作業をする人間によって何が容認できて何が容認できないと言った基準が無い等しいわけでそういう意味では腕の見せ所かも。(笑)