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言ったしりから・・・・。

引き続き先週ご報告させていただいた2000GTV・・・・・・

内外装パーツを取り外した状態での確認後、目にしてしまった(笑)ダメージ箇所の板金も終え、全塗装に向けて、下地作りのための足付け作業、まずはリヤからスタート・・・

えっ、なに?なに?、機械を軽く入れただけで、即、パネルが剥き出しに?????
・・・・・・・・・・・・ハイ、そうなんです、この個体、過去にキッチリ新車時のペイントを総剥離し、その上に現在のお世辞にも手間をかけた塗装とは思えないほどの被膜が超薄いヤンチャな塗装(笑)が施してあったことが発覚。
こんなに塗膜が薄くちゃ通常の全塗装をする際に行う足付け作業はムリ、となると・・・・・

全くの想定外の作業ですが総剥離・・・・・・・・・するしかない。(汗)
先週の記事で「内外装パーツをバラすということはイヤなものを見てしまう覚悟が必要」と書きましたが、ボディーも同様、現在の塗料をすべて剥離するということは各スチール製パネルの状態の良し悪しが露わになってしまうわけで、もしイヤなものを見てしまったからといって、当店としてはそのまま蓋ができない質・・・・・・・・と、ここにきて、言ったしりから、またまた「時限爆弾」が。
とは言え、結論的にはやるしかないわけですから、何が出るか恐る恐るペイント剥離・・・・

おや~?
塗膜同様パテもあまり入っていないようで・・・・・

おやおや~?
クーペボディーで高確率でダメージが見られる箇所も腐食なし・・・・・

おやおやおや~!!

これってもしかして・・・・・・・・

この個体、一部板金跡は有れどその箇所は多々見てきたエイ、ヤー!!式(笑)の板金ではない比較的丁寧な板金を施されていましたが、フロアやサイドシルだけでなくボディー腰上全体的に未だかつて見たことが無い、ほぼ損傷を受けていない新車時のままの形状が残った極上のボディーでした!!

と、まぁ~、正直なところかなりビビりながらの作業・・・・・・・・・先週の記事に「コストパフォーマンスはピカイチ」などとカッコイイことを申した手前もあり、パネルごとゴッソリ交換しないとキレイに治らない箇所などが目に飛び込んできた日にゃ~「どうしょう・・・」などとヒヤヒヤもんでしたが結果的には超良かったかと。(笑)

と、言うことで塗装を隔離したからには色を入れる前に一から下地を作るしかないのですが、このボディーの状態であれば何時ものようなパネル単位でバッサリ(笑)もありませんので、その分の部品代+手間賃もかからず、なんとか「コストパフォーマンスはピカイチ」の範疇で収まると思われ・・・・・・・・・・・

そんなパネル自体の良し悪しを目視で確認の上で最終的に全塗装となる、一般的に言われる「レストア」で完成させる2000GTVに急遽変更、まだ見ぬ次のオーナー様、超ラッキー・・・・・・・・・って、私たちもでしたが。(笑)

※今回のこの2000GTVは上記の作業内容に変更の為、当店ブログカテゴリーの「105系販売車のこと全般」から「105系販 売車レストア」にて随時、進捗状況をお伝えさせていただきます!!