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当初の予定を変更して作業開始・・・・・。

以前、本ブログにてジュリアスーパーのボディーワークが終了次第、スパイダーデュエットのボディーレストアに着手する旨をお伝えさせていただきましたが・・・・・・・

「おっ、ようやく次のオーナー様が決まったかぁ~・・・」と当店のジュリアオーナー様方に思われそうですが・・・・・・・・残念ながら未だ正式なオーナー様は決まっておらず。(汗)

当店の在庫車としてHP掲載直後から現在までの間に相当な数のお問い合わせをいただいたはいたのですが、なぜかここ最近になって更にお問い合わせの件数が急増・・・・・・と、そんな今が旬な時期か?とばかりに急遽ではありますが、スパイダーデュエットよりお先に2000GTVの作業着手致しました!!

エンジン及びミッション、内装品やガラス、モール類などをすべて取り外し・・・・・・

 

剥き出しとなったボディーをあらためて確認するとお約束の腐食箇所もあり・・・・・

とは言え・・・・・

フロアやインナーシルは過去にかなりの高い確率で見受けられた腐食または度重なる切り継ぎ板金跡なども無し!!

これまたここも高確率で腐食しているフロントガラス下も腐食無し!!
・・・・・・・・・・・というようにこの2000GTV、一度たりとも手を入れられていたい新車時からのオリジナル箇所が多数、ダメージ箇所に対していかに手間をかけずに補修するかの如く、帳尻合わせのためにパテで形作られた全塗装(笑)もされておらず、なかなか優秀な個体なんです!!

で、早速・・・・・・

塗装剥離に入る前に外見上では見えない箇所の確認・・・・・・

運転席側アウターシルの先端部なのですが、やはり腐食が・・・・
まっ、これくらいはぜんぜん想定内の範囲なのですが、先ほど、この2000GTVが優秀な個体と申し上げましたが、その証として・・・・・

腐食穴の奥に見えるのがAポスト下部のパネルなのですが、ちゃんとその形のまんま生きていることを確認・・・・・・・と、言うことはこの中にあるミドルシルの先端部も生きていることに繋がるんですねぇ~コレが。(笑)

いずれにしてもアウターシルの先端にあのような穴が開いていましたので有無を言わさずパネルごと交換なので新車時からのスポット溶接をドリルで穴をあけ、剥ぐってみると・・・・・・

やはり予測通りミドルシル、生きていました・・・・

って、生きているどころかこんなにキレイな状態はめったにお目にかかれないほどのバリモン~!!

右側も下側に腐食箇所がありますので、左とのバランスも考慮し、こちら側も交換予定・・・・・左側があのような超良好な状態でしたので経験上右側のミドルパネルは見るまでもなく余裕で良好状態かと。(笑)

と、言うことで現段階での作業プランとしまして、大半の個体が交換となる前後左右のフロアパネルは基本的には現状の状態を生かし、パネル単位での交換は左右のサイドシルはアウターシルのみ・・・・・・・・・
今回の個体は比較的、手間とパネル代がかなり少ない分、価格も頑張れる・・・・・かな?(笑)

 

と、言うことでこの非常に珍しい左ハンドルにして車検証上の型式欄に2000GTVの証となる「10521」の数字が記載された、いわゆる「伊藤忠物」、あらためて次のオーナー様を募らせていただきますので、ドシドシお問い合わせお待ちしております!!