前々からず~っと気になっていたこと・・・・・。

クーペの三角窓サッシに付いている三角窓ヒンジ。
大半の個体がこのように本体自体が劣化しボコボコ、更には軸が折れていたりと・・・。(汗)
ボディーレストアの一環でサッシ全体も磨いて仕上げるのですが、サッシ自体はステンレス製ですのでいかようにもなるのですが、ここだけはどうにも出来なかった箇所でもあり、軸が折れていない限りそれぞれの個体についていた元々の物を再利用して組んでいましたが・・・・・・

ジャ~ン!!新品リプロ~。
しかも・・・・・・・

その他の構成パーツ一式、更にご丁寧に専用品らしいガスケットまでセット内容に含まれる素晴らしい商品です!!
実はこのパーツの存在は5,6年前から知っていたのですが、いかんせんサッシ自体への取り付けが強固なリベットを打ち込んで固定してあるので、そのリベットのみを抜くことが困難と思われ・・・・・・・

この画像は当店のGT1300ジュニアですが、現に過去に何らかの損傷により交換を余儀なくされたらしく、その際にオリジナルの頭丸リベットの頭だけをそぎ落とすためにリューターなどで削ったようで、その際にサッシ自体に傷をつけてしまった形跡が・・・・・でしょ?(笑)
・・・・・・・と、そのような懸念材料もあることからこのリプロパーツへの交換はあきらめていたわけです。
ところが、先日、とあることをキッカケとしていよいよ交換が必要に迫られている事案が発生したことにより、こりゃ~いよいよどうにかするしかないということで、今まで散々考えた発想とは違う方向で利用できるツールを思いつき、netで探しまくったところ・・・・・・

見っけました~!!(笑)
もちろん使用用途が違う工具ですので、工具自体が三角窓サッシの内側に入るよう加工したり、なん台座を作ったりと、なんとか使用が可能に・・・・・。
これで表側から削ってサッシに傷をつけてしまうようなリスクを負うことなくサッシ自体に負担を一切をかけることなく、リベットだけを押し出せます!!
試しに当店の1300ジュニアに取り付けてみましたが、見た目は新品ですからキレイなのは当たり前としても、外寸がオリジナルとほとんど同サイズで製造されている(実はここが一番心配だったこと)のでプラハンで叩いたりしなくても取り付けることが可能で、おまけに今までに感じたこがないような開閉時のフィーリングまでもが変化、たぶんコレがかなり効いていると・・・・・・・

新車時にはこの部分に入っていたであろうゴムブッシュ。

こんなところまで再現、正に「目からウロコ」でした~。(笑)
・・・・・・・・と、こんな細かなパーツまでも製品化するのって、なかなかできることではありません。
なぜなら、どんだけ売れるの?ってことですから。(笑)
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