先日、ボディーが完成したジュリアスーパー1.3・・・・・・
私が担当する内装のお仕事、今週は昨日まで毎日ビニールレザーと格闘しっぱなしでした。(笑)
まずはセンタートンネルにあるコンソールの張替え。
状態は決して悪くはなかったのですが、この後ダッシュボードのビニールレザー部は全て張り替えますので、その色味や風合いのバランスを考えるとど~してもやりたくなっちゃうわけで・・・・・・
ほじくれば劣化や破損も当然有り、約50年前の素材ですから。(笑)
破損個所を補修・・・・・
シート張替え同様、久方ぶりの作業・・・・・・・
なんせ、つなぎ無しの一枚生地でこんなに凹凸のある形をひっぱりだけで包んでいきますので、一筋縄ではいかないわけで・・・・・一か所でもミスを犯してしまうとまた新しい生地を切り出して最初からやり直し。(汗)
そんなことを幾度となく繰り返した末にようやく生地の余りがこんだけ・・・・・
完成。
現状では今まで付いていた木目板を仮付け、現在、新品を取り寄せ中。
次のビニールレザーとの格闘・・・・・・
ルーフライニングの張替え。
クーペボディーは何度も経験済みですが、初の作業となるセダンボディーとなると、前回の記事で「イージー」などと言ってはみたものの、いざ実行するとなるとプレッシャーが・・・・・・
車体からルーフライニングを取り外し、まず目についたのが裏面にパッチが・・・・
パッチが貼られた表面を見ると破れの補修跡有り・・・・。
ルーフライニングもコンソール同様決して悪い状態ではなかったのですが、補修箇所を目立たなくするため全体的にリペイントせざるを得なかったようで・・・・・・過去にも同じような画を見たような。(笑)
外見上でその構造を理解していたとはいえ、実際にその裏面の構造物を目の当たりにすると、天井の緩やかなラウンドを形作る太いワイヤーと細いワイヤーが数本・・・・・この時点の私の頭の中ではその完成した画は全く見えませんでしたが、何度か仮付けをしているうちにその完成度合いの決め手となるポイントが見えました!!
あとは突き進むのみ・・・・・・
各ワイヤーを付くべく所に取り付け、リヤからスタート・・・・・。
ポイントさえ掴めば、一番苦労するケースが多々あるリヤのコーナーはクーペボディーよりやはりイージーかと。(笑)
作業すること数時間・・・・・・
張替え終了。
またセダンボディーの張替え作業を頂いた際は躊躇することなくバッチリ?(笑)
ビニールレザーはリアルレザーと違い材質事態の自由度が高い分、引っ張り過ぎたりすると他の箇所にそのしわ寄せができてしまったりと、頭の中で思い描いた完成のイメージ通りにいかないことも多々あることが実情なのですが、試行錯誤の末に私が思う完成ビジュアルに辿り着けた時の達成感ときたら・・・・・・・・・私ってビニールレザーマニア?フェチ?(笑)
つづく。